日本語表記チェックとは
日本語表記チェックは、辞書で単語を引くのではなく、決められた規則で文章の表記を点検するツールです。英語のスペルチェッカーのように未知の単語を洗い出す方式ではありません。日本語は単語の区切りに空白がなく、1語を複数の表記で書ける場合も多いため、規則で確認できる範囲を明確にしています。
何をチェックするか
| 検出するもの | 例 | 直す形 |
|---|---|---|
| ら抜き言葉 | 見れる、食べれる | 見られる、食べられる |
| 現代仮名遣い | こんにちわ、づつ、とうり | こんにちは、ずつ、とおり |
| 長音のハイフン | サーバ-、コンピュ-タ | サーバー、コンピューター |
| 半角カタカナ | メール | メール |
| 半角の句読点 | こんにちは, お願いします. | こんにちは、お願いします。 |
| 句読点の重複 | ありがとう。。 | ありがとう。 |
| 英語式の引用符 | "確認済み" | 「確認済み」 |
ら抜き言葉は誤りなのか
「見られる」「食べられる」の「ら」を省いた「見れる」「食べれる」は、話し言葉では広く使われています。ただし、レポート、ビジネス文書、公用文では標準的でない表記として扱われるのが一般的です。このツールは指摘したうえで理由を示します。会話文など意図して使う場合は、適用せずそのままにできます。
許容される表記と誤りの違い
「行う」と「行なう」のように、どちらも許容される表記があります。送り仮名の付け方では、本則が「行う」、許容が「行なう」とされています。どちらも誤りではないため、組織の表記ルールに合わせてそろえることが大切です。基準の一覧は文化庁の国語施策のページにあります。
限界
- 辞書による誤字検出はありません。「異動」を「移動」と誤変換した、といった同音異義語の取り違えは見つけられません。
- 文脈で決まる誤用(助詞の誤り、敬語の間違い)も対象外です。AI文章校正ツールを併用してください。
- 指摘は候補です。固有名詞、引用、会話文は自分で判断してください。