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レポートの書き方|大学の課題で評価される構成と文章のコツ

AdeptWrite編集チーム更新日 10 分で読めます

大学のレポートは、問いを立て、主張を述べ、根拠で支える文書です。構成は「序論・本論・結論」が基本で、文体は「だ・である」にそろえ、他人の考えには出典を付けます。感想文との違いは、事実と意見を区別し、読み手が検証できる形で書く点にあります。

レポートとは何か:感想文との違い

大学のレポートは、与えられた課題に対して「問い」を立て、調べた根拠にもとづいて自分の「主張」を論理的に述べる文書です。高校までの感想文や作文は「自分がどう感じたか」が中心でしたが、レポートでは「なぜそう言えるのか」を読み手が確かめられることが求められます。

項目感想文レポート
中心になるもの自分の気持ち・体験問いと主張、その根拠
根拠必須ではない文献・データ・資料が必要
文体自由一般に「だ・である」
出典不要なことが多い必ず示す
評価される点表現の豊かさ論理の筋道、根拠の確かさ、書式の正確さ

課題文に「論じなさい」「考察しなさい」とあれば、あらすじや調べた内容の紹介だけでは足りません。「述べなさい」「まとめなさい」とあれば、要約が中心でもよい場合がありますが、その場合も出典は示します。課題文の動詞を最初に読み取ることが、評価される第一歩です。

書き始める前に:課題文と評価基準を確認する

書き始める前に、次の点を課題の指示(シラバス、授業資料、LMSの課題ページ)で確認します。

  1. 字数(「2,000字程度」など)と、その数え方(空白や参考文献を含むか)
  2. 提出形式(Word、PDF、LMSへの直接入力)と書式(フォント、余白、行数)
  3. 文体の指定(指定がなければ「だ・である」が無難)
  4. 参考文献の書き方の指定(学部や教員が決めている場合が多い)
  5. 提出期限と、遅れた場合の扱い
  6. 評価基準(ルーブリック)が示されているか

この確認を飛ばすと、内容が良くても減点されることがあります。指示と一般的な目安が食い違うときは、必ず指示を優先してください。

構成の型:序論・本論・結論

レポートの基本構成は、次の三つです。

部分役割字数の目安(2,000字の場合)
序論背景、問い、主張(結論の予告)、構成を示す約200〜300字
本論根拠を示しながら、問いに答える論証を進める約1,300〜1,500字
結論問いへの答えを繰り返し、意義や残る課題を述べる約200〜300字

字数の配分はあくまで目安です。本論が全体の6〜7割を占めるように意識すると、序論ばかり長くなる失敗を防げます。短い課題(800字程度)では、序論と結論を各100字前後にし、本論に集中します。序論の具体的な書き方は序論の書き方で、結論の書き方は結論の書き方で詳しく取り上げています。

先に結論を決めてから書く

日本語の文章には「起承転結」という型がよく紹介されますが、レポートでは起承転結ではなく、序論の段階で主張を示す型が一般的です。「転」で意外な展開を入れる必要はなく、読み手が最初に主張を知っていたほうが、本論の根拠を正しく評価できます。

問いと主張の立て方

レポートの出来は、問いの質でほぼ決まります。

悪い問いと良い問い

悪い例問題点直した例
少子化についてテーマであって問いではない少子化対策として、育児休業制度の拡充は出生数の増加につながるか
SNSの良い点と悪い点並べるだけで答えが出ない大学生のSNS利用時間の長さは、学習時間にどう影響するか
環境問題を考える範囲が広すぎる家庭のプラスチックごみを減らすために、自治体の分別回収はどこまで有効か

良い問いは、次の条件を満たします。

  • 「はい・いいえ」や「どちらが妥当か」「なぜか」で答えられる
  • 字数内で答えられる範囲に絞られている
  • 資料やデータで裏づけられる

主張は一文で言い切る

問いに対する答えが「主張」です。主張は、「〜と考えられる」と曖昧にぼかさず、「〜である」「〜と考える」と一文で言い切れる形にします。

  • 弱い主張:育児休業はいろいろ問題があるように思う。
  • 強い主張:育児休業制度の拡充は、取得率の低い男性の利用を促す施策と組み合わせて初めて効果を持つと考える。

「〜と思う」を重ねるより、根拠を示して「〜と考える」と述べるほうが、論証としての説得力が出ます。

根拠の示し方

主張を支える根拠には、主に次の種類があります。

根拠の種類例注意点
統計・調査データ官公庁の統計、白書調査年・対象・出典を必ず書く
先行研究学術論文、専門書著者名・刊行年を示す
事例自治体や企業の取り組み一つの事例を一般化しすぎない
法令・制度条文、公的ガイドライン改正の有無と日付を確認する

インターネットの情報を使うときは、誰が書いたか、いつ更新されたか、一次資料にたどれるかを確認します。個人のブログやまとめサイトは、根拠ではなく調べる手がかりとして使い、可能なら官公庁、大学、学会、出版社の資料にあたってください。一次資料と二次資料の違いは一次資料と二次資料の違いにまとめています。

根拠を段落に組み込む型

一つの段落は、次の流れで書くと論理が追いやすくなります。

  1. 段落の主張(冒頭の一文)
  2. 根拠(データ・先行研究・事例)
  3. 根拠の解釈(なぜ主張を支えるのか)
  4. 次の段落へのつなぎ

例:

育児休業の利用は、職場の理解に左右される。ある自治体の職員調査では、上司の協力が得られると答えた職員ほど取得を希望する傾向が示されたとされる(出典は本文の末尾に示す)。この結果は、制度の整備だけでなく、職場の運用が取得率を決めることを示唆している。

(文体と段落構成を示すための架空の例です。実際の調査結果ではありません。)

引用と出典の付け方

他人の文章や考えを使うときは、必ず出典を示します。出典を示さずに使うと、意図がなくても剽窃(盗用)と判断されることがあります。

直接引用と間接引用

種類書き方例
直接引用原文をそのまま、カギ括弧や字下げで示す田中(2020)は「…」と述べている。
間接引用要点を自分の言葉で言い直し、出典を付ける田中(2020)は、…であると指摘している。

短い引用は文中にカギ括弧で入れ、長い引用(一般に数行以上)は、前後を空けて字下げすることが多いです。引用部分を含めた分量が、全体の中心を占めないようにします。自分の言葉で言い直すときは、語順を少し変えるだけでは不十分で、内容を理解してから書き直す必要があります。言い換えの方法は言い換えの方法、盗用を避ける考え方は盗用を避ける方法で確認できます。

参考文献リスト

本文で引用した資料は、末尾に「参考文献」としてまとめます。書き方は学部や分野で異なり、日本では社会科学の分野でAPA形式に近い書き方、人文系で独自の書式が使われることもあります。教員の指定があればそれに従い、なければ一つの形式を選んで、最後までそろえます。注と参考文献の使い分けは脚注と文末脚注の違いと参考文献と引用文献の違いで説明しています。

文体:「だ・である」を使う理由

大学のレポートでは、一般に常体(だ・である調)を使います。理由は次のとおりです。

  • 事実や論証を言い切る形に向いている
  • 読み手に語りかける丁寧さより、客観性が重視される
  • 敬語表現が入らず、文が短く簡潔になる

ただし、授業や教員が「です・ます調」を指定している場合は、それに従います。大切なのは、どちらを選んでも一つの文書の中で混ぜないことです。詳しくはです・ます調とだ・である調の違いをご覧ください。

避けたい表現

避けたい表現直した例
私は〜だと思います。〜と考える。
すごく重要極めて重要
みんなが〜している多くの人が〜している
〜じゃないでしょうか〜ではないだろうか/〜と考えられる
〜だし、〜だし〜であり、〜である
いろんな意見があるさまざまな意見がある

「〜と思う」と「〜と考える」は、主観を述べる点では同じでも、レポートでは根拠にもとづく判断として「考える」を使うのが一般的です。ら抜き言葉(「見れる」など)や話し言葉も、書き言葉に直します。

提出前のチェックリスト

  • 課題文の動詞(論じる・述べる・比較する)に応えている
  • 序論で問いと主張を示している
  • 本論の各段落が主張を支えている
  • 結論が序論の問いに答えている
  • 事実と意見を区別して書いている
  • 引用はすべて出典を示し、参考文献リストと一致している
  • 文体(だ・である)が最後までそろっている
  • 誤字脱字、送り仮名、句読点の誤りがない
  • 指定の字数と書式に合っている
  • 表紙の氏名、学籍番号、提出日が正しい

AdeptWriteをレポート作成に使う

構成案・アウトライン作成ツールは、テーマから「小論文」や「卒業論文」向けの構成案の叩き台を作ります。見出しの並びを考えるきっかけとして使い、問いと主張は自分で決めてください。

下書きができたら、AI文章校正ツールで誤字脱字や助詞の誤りを確認し、文章推敲ツールでねじれた文を整えます。文字数カウントは字数の確認に便利です。参考文献の書式は参考文献リスト作成ツールで作れますが、出力は提案なので、教員の指定する形式と合っているか自分で確かめてください。提出前に自分の文章が既存の資料と近すぎないか確認したいときは、コピペチェックツールも使えます。1回に入力できるのは6,000文字までです。

AIが出した構成や文章は、そのまま提出するのではなく、自分の考えを整理する補助として使います。課題でのAI利用のルールは大学や授業ごとに異なるため、事前に必ず確認してください。

まとめ

レポートは、問いを立て、主張を述べ、根拠で支える文書です。序論・本論・結論の型に沿い、「だ・である」で書き、出典を示し、提出前のチェックリストで確認すれば、評価されやすい文書になります。

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構成案・アウトライン作成ツール
1つのテーマから、記事・小論文・卒業論文・プレゼン資料の構成案を作ります。
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AI文章校正ツール
誤字脱字、助詞の誤り、不自然な表現をAIが校正し、直した箇所をハイライトで示します。
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文章推敲ツール
硬い文、ねじれた文、回りくどい文を、読みやすく自然な文に整えます。
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文字数カウント
スペースを含む文字数と含まない文字数、文の数、段落数をすぐに数えます。
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参考文献リスト作成ツール(APA・MLA・シカゴ)
書籍・論文・ウェブページの情報から、APA・MLA・シカゴ・ハーバード・IEEE形式の参考文献と本文中の引用を作ります。
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コピペチェックツール(剽窃チェック)
Wikipediaやオープンアクセス論文など公開されている情報源と照合し、一致した箇所と類似度を表示します。
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よくある質問

レポートの字数はどう配分すればよいですか。

2,000字なら、序論200〜300字、本論1,300〜1,500字、結論200〜300字が一般的な目安です。本論を全体の6〜7割にすると、論証が薄くなりません。ただし課題によって指示が異なるため、授業の指示を最優先にしてください。

レポートでは「です・ます調」と「だ・である調」のどちらを使いますか。

一般に大学のレポートは「だ・である調」が多く使われます。ただし、教員が「です・ます調」を指定する場合もあります。指示がなければ常体が無難で、どちらを選んでも、文書の最後まで文体を混ぜないことが大切です。

参考文献はいくつ挙げればよいですか。

数に決まりはなく、課題の指示や字数によります。大切なのは、本文で実際に引用・参照した資料だけを載せ、本文の出典とリストを一致させることです。指定がなければ、教員に確認するか、同じ授業で示された書式に合わせてください。

Wikipediaを参考にしてもよいですか。

Wikipediaは概要をつかむ手がかりとしては使えますが、レポートの根拠としては避けるよう指示する授業が多くあります。記事の出典欄にある官公庁の資料、学術論文、専門書にあたり、そちらを引用してください。授業の指示がある場合はそれに従います。

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